死神のカードは、タロットカードの大アルカナ13番のカードになります。
死神と聞くと、怖いイメージを持つ人が多いですよね。
私の友人は、死神のカードが怖くて占いをやめました。
しかし、死神のカードは「終わって始まる」という意味があることを彼女は知らなかったんです。
死神のカードは、そこまで怖いカードではないのです。
死神のカードが出たときの相手の気持ち・恋愛・仕事の意味を正位置・逆位置と分けて解説していきます。
タロットカード・死神のカードの意味
死神のカードは13番です。
1つ前の吊るされた男は12番でした。
12は、12ヶ月や12星座、時計も12時までで終わっています。
死神のカードの13はありえない数字
13数字というのは12を超えた数字です。
「ありえない数字」というわけです。
ありえない数字→ありえない考え方となり、常識では考えられないような考え方とも読めます。
12は完成した数字でした。13は完成した後で、また1からスタートするという意味です。
死神のカードと吊るされた男のカード
吊るされた男は「霊的要素」が高かったです。
そして死神のカードはもっと霊的要素が強くなっています。
亡くなった後、霊界(あの世)へ行き、また転生し戻ってくることを示唆しています。
新しい自分へ生まれ変わるという意味も
13の「3」は何かを生み出すという数字です。
新しく生まれるという意味があります。
新しい自分として、生まれ変わる様子を描いているのかもしれません。
死神のカードのキーワード:何かを終わらせる・潮時
死神のカードは終わらせるや捨てるという意味を持ちます。
例えば、
・ズルズルいってる恋人と別れたら新しい出会いがあった
・嫌で仕方なかった職場を辞めたら、天職に就けた
一度終わりを体験しないと、新しいはじまりはやってきません。
何かやめようと思っても中々やめれないものはありませんか?
もしかしたら、スパッとやめたら新しいものが入ってくるかもしれませんよ。
死神のカード・ウェイト版
ウェイト版の死神のカードは、旗をもった死神が白馬に乗って人の前に現れています。
やはり、霊的な灰色をモチーフに描かれています。
後ろから太陽が上がっているのが、転生を表しています。
終わったあとに、新しいことが始まっていくのです。
死神のカードに描かれた皇帝と法王
左側の横に倒れてるのは4番の皇帝と言われます。
皇帝は物質や肉体的な王を表していました。
もう一人黄色の人がいます。この人は法王です。
法王は精神的な王を表しています。
肉体は滅びても精神は生き続ける
肉体的な王はなくなり、法王は生きています。
このことからも、肉体が滅びても精神は生きているということです。
どんなにお金持ちで強くて、権力を持っていても、いずれはなくなります。
それは人にとって唯一平等のことなのです。
- 背景の灰色…霊的な領域、内観
- 2本の柱…死と生(あの世)
- 太陽…再生、生まれ変わり
- 旗の花…5枚の花弁、逆位置の五芒星を意味する→未完成
- 白馬…神聖なる動物、生命
- 白と黒…白黒はっきりさせる
- 川…三途の川
- 子供…終わりに目を向ける
- 大人の女性…終わりに目をそむける
- ホルン…魂を導いてくれる
五枚の花弁のマークは人間を表しています。
5体満足、指の数など人の身体には5の数字が多いのです。
しかし、この花のマークは反対になっています。
未熟だから転生し完璧を目指していく
まだ完成していない、未熟な人間であるといっているのです。
未熟な人間だからこそ、転生して経験を深めていくのです。
転生について詳しくは「【集合的無意識】意識はすべての人につながっている【心理学を入れて解説】」をみてください。
死神のカードの宇宙観・十二宮・生命の樹
宇宙観は冥王星・十二宮は天蠍宮、蠍座。
冥王星は独特な感性を持っています。
13番の「ありえない考え方」にも通じています。
冥王星と死神のカードの関連性
冥王星も死神のカードと同じく「死と再生の星」と呼ばれています。
独特な感性から、何を考えているかわからないと思われることも多いようです。
この感性はさそり座とも共通しています。
ライダー版タロット・生命の樹 6⇔7
カバラタロット・生命の樹 (美)6⇔7(栄光)
【死神のカード】相手の気持ち・恋愛・仕事
死神のカードが正位置・逆位置で出たときの解釈です。
死神のカード 正位置の意味
【相手の気持ち】
「別れて、新しい出会いを求めたい」「お互いのために話合いたい」「そろそろ潮時だろう」
【恋愛】
離婚し、再婚する。別れを選び、新しい出会いが訪れる。お互いの気持ちを切り替える。変化する行動を起こす。恋愛より仕事でステップアップし集中する。縁を切る。連絡先を消す。
【仕事】
計画が白紙になる。再スタートを切る。いやな職場を辞めて、天職をみつける。フリーランスになる。新しい職場へ就く。転職。厳しい上司が転勤になっていなくなる。人間関係の再構築。
【アドバイス】
終わったあとには、新しいことが待ってると知って!
死神のカード 逆位置の意味
【恋愛】
曖昧な関係が断ち切れない。出会いはあるけど、いま一歩踏み出せない。ズルズルと関係を続ける。恋をする気力がもてない。進展のない恋を続ける。相手に執着する。前の相手に未練がある。
【仕事】
現在の仕事に固執する。いやいやながら仕事を続ける。なかなか転職できない。ポジションのない職場に居続ける。フリーランスや起業への不安。
【アドバイス】
今の現状を断ち切って!
タロットカード・死神のカードをもっと考えてみる
ここからは個人的解釈です。
死神のカードが出たら、何だか怖いなぁと思いますよね。
このカードの絵柄の女性も死神から目をそむけています。
終わりは必ずやってくるもの
どんなに名誉があっても、どんなに金持ちでも、終わりはきます。
唯一平等なものです。
その平等にある命をどう使っていくのかはあなた次第です。
終わりなければ、はじまりもない
もしも、ズルズルと嫌なことをしているのであれば、早めに断ち切ることをオススメします。
終わりがなければ、はじまりも来ないのです。
自分が持てるものは少ない
手は2つです。
両手で持てるものしか、持てません。
人生も一緒です。
あなたの中のキャパは決まっているのです。
何を選ぶかはあなた次第です。
ホメオスタシスとの関連性
人は今ある状況から変えたくないと思うように出来ています。
それは人体の本能で、ホメオスタシスといいます。
人間は生まれ持ってきた恐怖というのは、「大きな音」と「落ちる恐怖」だけです。
死の恐怖は生まれたときにはもってないのです。
後悔しない生き方をしよう
カードからも、純粋な子供は死神に目を向け、大人の女性は目をそむけています。
大人になるにつれ、終わりは怖いなどと色々聞かされたことが、恐怖となっているのです。(外的要因)
終わりはいつか必ずきます。
そのときのために、「素晴らしい人生だったー!」で終われるような生き方をしていけたらいいですね。