今回は、女帝のカードの解釈です。
女帝のカードはタロットカードの大アルカナ、数字の3番のカードになります。
女帝は女性性を表していて、やわらかい雰囲気で包んでくれそうです。
女帝が出たときの相手の気持ち・恋愛・仕事の意味を正位置・逆位置と分けて解説していきます。
タロットカード・女帝のカードの意味
女帝の数字の3は三角と捉えます。
底辺で支えているためバランスが良い数字になります。
女帝と女教皇の違い
女教皇の数字の2は二極化していました。
そこから1つ加えることで、調和させ統合していきます。
三角は↑上へ向いているため、上昇という意味も兼ね備えています。
女帝のキーワード・豊かさ・母性・女性性
2から3になることで、新しい何かを生み出しています。
例えば、
「白」と「黒」なら「グレー」
「男」と「女」なら「子供」
などです。
このように、調和したり統合することで新しいものを生み出しているのです。
女教皇は知恵で試練を乗り越えた
女教皇は、知恵で困難を乗り越えようとしていました。
それは女教皇は人にふれあってなかったため、自分の知恵でしか困難が乗り越えられなかったためです。
愛を知った女帝は愛で試練を乗り越えた
女帝は皇帝と結ばれ、愛を知りました。
女帝は困難を愛でも乗り越えていけるのだと示しています。
女帝と皇帝の子どもが大きくなると、7番の戦車を操縦している王子になります。
17番の星のカードの女性は女帝の娘といわれています。
女帝のカード・ウェイト版
ウェイト版の女帝は母のような惜しみない愛を出しています。
ギブアンドテイク(出したら返してもらう)ような関係ではなく、ギブギブギブ(与える)関係です。
母なる大地
母と言えば、母なる大地を想像します。
母なる大地は時には厳しいときもありますが、水・土・実りを与えてくれます。
ですので、女帝には実りや収穫などの意味も含まれています。
- 12の星の王冠…12星座・星のカード(希望)との関連
- 背景の川…星のカードの水が流れてきているとされている
- 麦や背景の緑・川…豊かさや実り
- 金星(♀)のマークの盾…愛と美の星、女性性を表す
- ザクロの服…実り、女性性
- 王冠…高位な女性
- 王笏(おうしゃく)…持っている杖→本能を表す
時には本当の母という意味で出てくることもあります。
「マザコン」や「母親で出来たトラウマ」などです。
自分が母なのであれば「理想の母親像」を示している場合があります。
男性であれば、妻という意味もあります。
女帝の宇宙観・十二宮・生命の樹
宇宙観は金星・十二宮は金牛宮、牡牛座。
「金星」は愛や美、芸術や物質的な豊かさの意味をもちます。
金星と女帝は愛という繋がりがある
金星からも愛情がにじみ出ているのですね。
金星(♀)のマークは「女性」を表します。
男性は火星(♂)のマークで表されています。
金星は吉星とも呼ばれる
「明けの明星」というように、他の惑星と比べても光輝いていることがわかります。
魅力が上がってきているという象徴だったり、憧れというイメージにもなります。
相撲での「金星(きんぼし)」は平幕の力士が横綱と戦って、勝ったという意味です。
そのため、金星は「吉星」とも捉えられます。
手柄をあげても、金星(きんぼし)が使われますよね。
“手柄”=”豊かさ”ということからも、女帝のカードとつながっています。
宇宙観・十二宮が一緒なのは、法王のカードと正義のカードです。
ライダー版タロット・生命の樹 3⇔2
カバラタロット・生命の樹 (理解)2⇔4(峻厳)
【女帝】相手の気持ち・恋愛・仕事
女帝のカードが正位置・逆位置で出たときの解釈です。
女帝 正位置の意味
【相手の気持ち】
「輝いていて、素敵な人だ(憧れる)」「結婚したい」「告白してOKじゃなかったとしても好きでい続けたい」「会うだけで嬉しくなる」
【恋愛】
相思相愛。将来を見据えた関係。愛される(愛する)。憧れている。優しくなれる。結婚する。円満な家庭。幸福感がある。
【仕事】
今の仕事をすることで成長できる。実りが多い。努力の成果がでる。芸術的スキルの向上。発展・成功する。人間関係が円滑に進む。交渉が上手くいく。
【アドバイス】
惜しみない愛情を与えて!与えられたものを受け取って!
女帝 逆位置の意味
【恋愛】
片方の愛が強すぎる。束縛している(されている)。相手の愛に甘えている。愛されないことへの不満。依存的な恋愛。誘惑に引っかかる。離婚。浮気しているのではと不信感を抱く。
【仕事】
時間を無駄に浪費する。思った成果が出ない。自己満足で行動している。人間関係が上手くいかない。パワハラにあう。
【アドバイス】
過剰な愛になりすぎてる。自分をコントロールして!
タロットカード・女帝のカードをもっと考えてみる
ここからは個人的解釈です。
女帝はお母さんのイメージです。
これから母になる女性とも言えます。
女帝のカードはお母さん
お母さんは子供に対して無償の愛を与え、包み込むような優しさをもっています。
子供が何かしたとしても、笑顔で迎えいれてくれます。
そんな母のような人がいれば、安心して何だって出来ちゃいます。
心の支えって大切ですよね。
見守ることも愛
愛はものを与えたり、やってあげたりするのではなく、見守ることもまた「愛」なのです。
その人を信頼しているから、女帝のカードのようにどっしりと座って待っていられるのかもしれません。
とても頼りがいのある母ちゃんですね。
好意の返報性を利用する
好きや愛がほしい時、「好きって言ってー」といいがちです。
でも「好きっていって欲しい」と言ってしまうと、相手は”言葉で言わないと伝わらない人なのか”と思ってしまう危険性があります。
「好きって言ってー」よりも、「私はあなたのことが好き」という方が「俺も」や「私も」と返してもらいやすいのです。
これは心理学でいう、「好意の返報性」に関連しています。
頂戴頂戴といっていると、結局は逃げてしまう恋になってしまいます。
(追いかけると逃げたくなりますよね。)
相手を信じることが大切
相手を信じて、無償の愛を与える側になっていってください。
自分の気持ちをコントロールしていけると強いですね。
コントロールの意味を持つカードは力のカードと戦車のカードです。
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