カップのクイーンは、小アルカナ・カップのカードになります。
カップのクイーンは「愛を与える」という意味のカードになります。
カップのクイーンが出たときの相手の気持ち・恋愛・仕事の意味を正位置・逆位置と分けて解説していきます。
タロットカード・カップのクイーンの意味
カップのカードは水のエレメントで、愛情や感情を司るカードです。
カップの詳しい意味は「タロットカード・大アルカナと小アルカナの構成」を参考にしてください。
カップのクイーンの意味
クイーンとは「女性性・年上の女性・母親」などを意味します。
カップは「愛情」や「感情」で、クイーンは女性性や母親を意味するので「愛にあふれた優しい人」や「厳しさの中にも愛がある人」と読み取れます。
カップのクイーンは、カップをじっと見つめている姿があります。
手を出さず、見守ることも愛だと知っているのですね。
カップのクイーンと女帝のカードとの関連性
カップのクイーンと大アルカナ女帝のカードは似ています。
女帝のカードのキーワードは「豊かさ・母性・女性性」です。
女帝は惜しみない愛情を注ぐことで、相手を変えていきます。
カップのクイーンも愛を相手に与えることで相手との距離を縮めていくのです。
カップのクイーンのキーワード:愛を与える・関係を育む
カップのクイーンのキーワードは「愛を与える」「関係を育む」です。
聖母という言葉がふさわしいカードです。
愛情を与えて、その見返りを求めない、みんなが幸せになるようにカップに祈り続けています。
カップのクイーンのカード・ウェイト版
ウェイト版のカップのクイーンは、水際にある玉座に座っています。
座りながらじっとカップを眺めています。
カップが豪華なことから、かなりの愛情を注いできたことが伺えます。
- カップ…愛・満たすもの
- 水色の服…冷静さ、理性的
- 髪をまとめる(三つ編み)…まじめ、内向的
- 左下を見る…内向的、自分自身を見つめる
- 豪華なカップ…愛情深い
- 川に足を入れる…顕在意識と潜在意識
- ホタテ(玉座)…殻に閉じこもる→内観
- 魚をもつ人魚(玉座下)…優しさだけでなく厳しさも必要
シンボルを見ると内向的なイメージができるものが多くみられます。
カップのふたが閉じていたり、玉座にあるホタテ貝、左下を見つめるなどです。
クイーンは川に足を入れていますが、川は顕在意識と潜在意識との間です。
そこに足を入れているということは、自分の心の中に一歩足を踏み入れたという意味です。
このカードの表す相手に愛を与えるとは「自分自身に愛を与える」という意味なのかもしれませんね。
【カップのクイーン】相手の気持ち・恋愛・仕事
カップのクイーンが正位置・逆位置で出たときの解釈です。
カップのクイーン 正位置の意味
【相手の気持ち】
「あなたを好きなままでいいですか?」「自分の気持ちを整理したい。」「見守ることができたらそれで充分。」
【恋愛】
好きになる相手が見つかる。自分の気持ちを見つめ直す。関係をゆっくりと進める。家族円満。心がポカポカとした気持ちになる。相手を見守る。返信や返事をじっと待つ。相手に尽くす。
【仕事】
愛情を込めて仕事を行う。相手のためを想って仕事に打ち込む。献身的に働く。年上の女上司。自分のやりたいと思う仕事を考える。愛情をもって後輩を育てる。時に立ち止まって確認をする。
【アドバイス】
まずは自分に愛を与えてみて!
カップのクイーン 逆位置の意味
【相手の気持ち】
「自分が愛した分は返してほしい。」「もっと尽くしたい。」「連絡の頻度を少なくしてほしい。」
【恋愛】
相手から利用される。甘やかしすぎて相手が何もしなくなる。連絡が来ない。片思い。過剰に愛される。好きではない相手から好かれる。感情的になりすぎる。わがままを言う。遊びの付き合い。
【仕事】
人の仕事をもらいすぎる。残業。愛のない利益重視の経営。お金があっても満たされない。やりたくない仕事をやり続ける。感情だけで突っ走る。うまくいかない人間関係。気を使いすぎる。
【アドバイス】
感情だけで行動せず、冷静に考えてみて!
カップのクイーンのカードをもっと考える
カップのクイーンのカードは「愛情を与える」を示します。
ウェイト版のカップのクイーンのカードは、黒い玉座に座っています。
心なしか、クイーンの顔も険しく感じます。
玉座の下にいる人魚は手を振り上げ、魚を掴んでいます。
カップのクイーンでみる心の中
愛情を与えるというカードに、かなりどす黒い表現が現れています。
しかし、それを閉じ込めてじっとカップを見つめる(実際は目を閉じていて、見ていないのですが)クイーンの姿は少し窮屈に見えてしまいます。
このカードの裏の意味としては、「本当の自分を出していますか?」という問いなのだと考えます。
川の流れ
大アルカナ星のカードでも水に足を入れる表現が描かれていましたが、水の上に足があり、入ることが出来ていません。
これは潜在意識に自分が入りこめてないことを表しているんですね。
それとは違い、カップのクイーンでは足が水の中に入っています。
自分の潜在意識に一歩足を踏み入れて、ありのままの自分ってどんな自分なのだろうか?と思い返しているのです。
カップのクイーンと星のカードとの関連性
星のカードは「夢」や「希望」を表します。
カップのクイーンは、冒頭でもお話している通り女帝のカードに似ています。
女帝のカードはあらゆることを知った上で愛情を注ぐカードなので、カップのクイーンも現実にもまれた後のカードと言えます。
自分の幸せを考える
現実を知らないときは「夢」や「希望」が見れていましたが、現実を知った瞬間見れなくなることもあります。
夢や希望がなくなったとき、改めて「自分の大切なことってなんだろう?」「自分の幸せってなんだろう?」と考えることになるのです。
幸せの形
人それぞれ幸せの形は違います。
恋愛でも人それぞれ価値観が違いますよね。
例えば、結婚がゴールと思う人もいれば、一緒にいるだけで幸せなんだと思う人もいます。
間違いなんかありません。すべてが正解です。
あなただけの幸せを見つけるために、自分の心を見つめてみてください。
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