タロット占いのケルト十字スプレッドは１つの質問に対し、深く占っていく方法です。
そのため、タロット占いのケルト十字スプレッドは枚数も多く占う内容も濃いため、難しく感じます。
今回はタロット占いのケルト十字スプレッドに焦点をおき、詳しく解説していきます。
ケルト十字スプレッド以外のスプレッドは「タロット占いスプレッドの種類・基本的な６つを紹介します」をご覧ください。
タロット占い、ケルト十字スプレッドの読み方
別名「ケルティッククロス・スプレッド」とも言います。
ケルト十字スプレッドは、質問内容を深く知りたい時に使用します。
ケルト十字スプレッドの構成
ケルト十字スプレッドは、タロットカード１０枚で占います。
大アルカナのみで占う人もいます。
ケルト十字スプレッドは、下の図のように展開していきます。
（１０番の位置に７番のカードを置き、並べ方を反対にする方法もあります。）
番号については、以下の通りです。
- 現状（現在の問題）…現在の状況。なにが一番問題なのかが出る
- 障害…問題に対しての障害。良いカードの場合はそこまでの障害はない
- 顕在意識…自覚している意識
- 潜在意識…自分でも気づいていない意識
- 過去（原因）…過去のトラウマや現在に至るまでの原因
- 未来…今後の状態（１～３ヶ月の近未来）
- 質問者の意識…問題に対してどのように考えているか、行動しているか
- 周囲の環境…周囲はどのように感じているのか。良いカードなら応援者が現れることも
- アドバイス…問題に対してどのように行動していくことが良いか
- 最終結果…最終的にどのようになっていくか。悪い結果が出たとしても、アドバイスで考え方や行動を変えた場合は変化してくる
顕在意識や潜在意識については「集合的無意識とは？意識はすべての人につながっている」で詳しく説明しています。
ケルト十字スプレッドの読み方
タロット占いを始めた頃は、ケルト十字スプレッドは難易度が高いと思っていました。
なので、全体を読むのではなく、カード１つ１つを読んでいきましょう。
例えば、
という恋愛のお悩みがあったとします。
※大アルカナでのみ使用した場合の展開（正位置のみ）
| 位置 | カード | 読み方 |
| ①現在 | 愚者 | 嬉しい、楽しい |
| ②障害 | 悪魔 | 誘惑に負ける |
| ③顕在意識 | 運命の輪 | 気持ちの浮き沈み |
| ④潜在意識 | 太陽 | 豊かな気持ち |
| ⑤過去 | 世界 | 理想の人が現れた |
| ⑥未来 | 月 | 不安なままで状態は変わらず |
| ⑦質問者の意識 | 皇帝 | ガードが堅い、自分を見せられない |
| ⑧周囲の環境 | 死神 | 環境が変わってくる |
| ⑨アドバイス | 審判 | 気持ちを切り替えて |
| ⑩最終結果 | 戦車 | 行動することで未来は開ける |
カードを１枚１枚みて読んでみます。
あなたはお相手と会うと、嬉しく思っています。
理想の相手に出会い、付き合いたいと考えていますが中々上手くいかず、悩んでしまっています。
障害に悪魔のカードが出てることから、別の方からのアプローチやお相手から連絡がくるのではと待つ姿勢も見えます。
そのままでは、未来は変わらず今のまま不安な状態が続いてしまいます。
環境が変わってくることや、アドバイスカードの審判が出ていることから、気持ちを切り替え行動することで未来が開けていきます。
※Halu（ハル）個人の読み方です。読み方に正解はありません。
というように読んでいきます。
質問者さんの現在の状態により、読み方は変わります。
１枚１枚を単純に読むなら、そこまでケルト十字スプレッドは難しくありません。
ケルト十字スプレッドの位置の覚え方
と思いますよね。
私も思っていました。
基本的にスプレッドは
- 左が過去
- 中央が現在
- 右が未来
で見ます。
スリースプレッドも同じです。
＞＞＞【初心者でもできる】タロット占い３枚引きの読み方【例をあげて解説】
位置の覚え方・意識
氷山の一角というように、氷山の上の部分は自分のわかる意識と言われます。
下の部分は自分でもわかっていない意識です。
なので、③が顕在意識（わかる意識）④が潜在意識（わかっていない意識）となります。
位置の覚え方・障害
障害は、現状のカードに覆いかぶさるカードです。
障害があることで、達成したいことが出来ない状態になっていると読めます。
②は現在の障害となります。
カードを置く順番
カードは現在の状態（真ん中）から置いていきます。
そして、過去（左）から未来（右）に置きます。
未来のカードの右側に縦に４枚並べると、ケルト十字スプレッドができます。
ケルト十字スプレッド全体の読み方
全てのスプレッドで言えることですが、逆位置が多かったりすると、質問者さんの質問内容が本当に占ってほしいことではなかったりします。
その場合は、もう一度話を聞いてから占うことが大切です。
※自分で占うときも同じです。集中できてない場合もあります。
全体の関連性をみる
小アルカナを入れて占う場合は、カップやソードなど同じカードが出てるところに関連性があります。
- 数字は何番か？他のカードとの関連性は？
- スートカード（カップなど）は何がでているか？多いのは？少ないのは？
- コートカード（宮廷カード）は何がでているか？
- 大アルカナが出てる位置はどこか？
全体を通してみると、深く占うことができます。
タロット占い、ケルト十字スプレッドの読み方
タロット占いでのケルト十字スプレッドは、読むことができれば他のスプレッドと比べ詳しく知ることができます。
位置もわかれば、何も見ずにできるようになります。
はじめはこの記事を見ながら、ケルト十字スプレッドで占いしてみてくださいね。
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