月のカードはタロットカード大アルカナ、数字の18番のカードになります。
月は地球に近いため、惑星の中で一番影響を与えます。
影響による感情のゆらぎ、それが「感受性」や「感情」の意味につながります。
それでは、月のカードが出たときの相手の気持ち・恋愛・仕事の意味を正位置・逆位置と分けて解説していきます。
タロットカード・月のカードの意味
月のカードは18番になります。
大アルカナの「8」のカードは力のカードでした。
月のカードと力のカード
力のカードは自己のコントロールという意味を持ちます。
月は感情や不安を意味しますが、自分の感情や不安をコントロールしなければならないことを伝えているのです。
月のカードと隠者のカード
1+8は「9」で、9は隠者のカードでした。
隠者のカードの意味は「自分をみつめる」です。
イライラしたり、不安や悲しんだときに
「どうして今、そんな感情になっているのか?」
と、自分に問いかけることで、答えがみえてくるのです。
自分を見つめる大切さ
人によってイライラしたり、不安におもう事は違います。
その感情を突き詰めることで、自分は何がイヤなのか?が見えてきます。
月のカードのキーワード:不安・無意識・感情
暗い夜の中では不安があります。
その中で月は輝いています。
星は綺麗な瞬きがありましたが、月だけ大きく浮いているとなんだか不気味な時もあります。
人を導いたり、不安にさせたり、形が変わったり、月には色んな表情があるのです。
月と女性は関連性がある
満ち欠けする月は、女性の周期とほぼ同じです。
そのことからも「女性」という意味もあります。
男性よりも女性が感情に敏感な所がありますよね。
それは月と地球のように、相手の空気が影響するからかもしれません。
月のカード・ウェイト版
ウェイト版の月のカードは、月を見ながら二匹の動物が吠えている様子が描かれています。
中央の池からは、ザリガニが出てきています。
- ザリガニ…潜在意識にある欲
- 月…姿が変わる、あいまいな存在
- 2匹の動物(犬と狼)…本能・危険を感じて吠えている
- 池の水…潜在意識・心が荒波たっている
- 遠くまでの道…暗い中進まないといけない不安・未来
- 2つの門…二相性を表す
- 月の中で目を閉じてる人…今の状況や自分を見ようとしていない
2つの門は、女教皇のカードと死神のカードでもでてきました。
2匹の動物が月を見て吠えているのは、自分の状況をちゃんとみようとしてないことに対する警告なのかもしれません。
月のカードと愚者のカード
愚者のカードでも、必死に止めようとする動物の姿が描かれていました。
愚者の気持ちはわくわくとしていますが、月のカードは不安いっぱいの状況です。
それでも進まないといけないと、自分の気持ちを押し込んでいる状態が現れています。
月のカードの宇宙観・十二宮・生命の樹
宇宙観は海王星・十二宮は、双魚宮、魚座。
宇宙観・十二宮は吊るされた男のカードと一緒です。
吊るされた男のカードは自己犠牲を表していました。
「自分の感情を押し込む」や「不安を隠しながら進む」というころが月と吊るされた男のカードが関連しているところです。
海王星は「あいまいでわかりにくいこと」や「隠されたこと」という意味ももっています。
ライダー版タロット・生命の樹 7⇔10
カバラタロット・生命の樹 (基盤)9⇔10(王国)
【月のカード】相手の気持ち・恋愛・仕事
月のカードが正位置・逆位置で出たときの解釈です。
月のカード 正位置の意味
【相手の気持ち】
「いまいち相手の気持ちがわからない。」「このまま一緒にいていいのか不安だ。」「実は言ってない秘密があるんだよね。」
【恋愛】
浮気してないか疑心に陥る。愛されているか不安になる。出会いがないのではと、漠然とした不安を感じる。ダメだと思いながらも、浮気や不倫をする。感情とは反対に動く。相手の本心がわからない。
【仕事】
ミスをして激しく動揺する。失敗を恐れて行動に移せない。「自分はできない」と自己否定する。感情的な態度で輪を乱す。将来性のない会社に不安を覚える。転職への不安。
【アドバイス】
感情にとらわれず、ちゃんと自分の心と向き合ってみて!
月のカード 逆位置の意味
【恋愛】
なにが本当に大切なのかに気づく。相手の浮気・不倫をしてる現場を目撃する。相手の気持ちを知り、安心できる。感情的にならず、きちんと話し合う。価値観の違いからの問題発生。
【仕事】
現実に目を向けないといけない出来事が起こる。最悪な状況から抜けだせる。内省することで、仕事が上手くいく。自分がやりたいことは何か気づける。自己スキルがないことに落胆する。
【アドバイス】
問題解決のカギは、あなたの中にある!
タロットカード・月のカードをもっと考えてみる
占いをしてると、不倫や浮気をしている人は月のカードが出やすく思います。
月は夜や隠し事、不安で出るカードだからかもしれません。
これ以上進むことが不安なのに、相手の言い分を優先してしまっているのですね。
自分でわかってるのに止められない
本当の自分はその関係がいけないと思っているのです。
しかし、目をつぶり、見えないようにしています。
月のカードが出たときは「なぜ不安な気持ちになっているのか?」を見つめ直す機会でもあります。
不安をもったまま進むと危ない
動物が警戒していたように、不安を持ちながら進むと危険です。
例えば、将来のお金不安があったとして「お金を今稼がないと!」と思いすぎると詐欺にあったりします。
不安感は冷静さを失わせるのです。
立ち止まって考えてみることも必要
今大切なものは何か?将来自分はどうしていきたいのか?をちゃんと考えると、冷静に自分がみれるようになります。
すばやい行動力がいいといいますが、不安が大きいときは少し立ち止まって考えてみることも必要なのです。