ペンタクルのナイトは、小アルカナ・ペンタクルのカードになります。
ナイトは、社会人や戦力になる人を表します。
ペンタクルのナイトは「誠意」を意味するカードです。
ペンタクルのナイトが出たときの相手の気持ち・恋愛・仕事の意味を正位置・逆位置と分けて解説していきます。
タロットカード・ペンタクルのナイトの意味
ペンタクルのカードは土のエレメントで、感覚を司るカードです。
ペンタクルの意味は「タロットカード・大アルカナと小アルカナの構成」を参考にしてください。
ナイトとは「社会人・戦力になる人・同僚・頼もしい人」などを意味します。
ナイトは馬に乗って進んでる絵柄が多いですが、ペンタクルのナイトは一味違って静止している姿があります。
そこから動かないことで、今あるものを守っていく姿が描かれているのです。
ペンタクルのナイトと戦車のカードとの関連性
大アルカナでは、戦車のカードに似ています。
ペンタクルのナイトでは「静止」という意味もあるので、戦車のカードの正位置というよりは、逆位置に似ているカードとなります。
戦車のカードの逆位置での意味は「じっと耐えること」です。
何かに踏み出したいと思っていても、今は動く時期ではないということを表しています。
ペンタクルのナイトのキーワード
ペンタクルのナイトのキーワードは「誠意」「大事なものを守る」です。
ワンドのナイトは颯爽と駆け抜ける姿がありましたが、ペンタクルのナイトは出陣しないでジッと待っています。
自分が信じるものを守るために、待機しているのですね。
ペンタクルのナイトのカード・ウェイト版
ウェイト版のペンタクルのナイトは、コインを見つめています。
いますぐでも出陣できるような格好をし、乗馬しています。
黒い馬はその場から動く気配がないように描かれています。
- 西洋の甲冑…守りが堅い、すぐにも動ける
- 黄色…豊かさ
- 黒色の馬…実力は未知数だが有力
- 一点を見つめる…信じるもの
- 馬が動かない…その場に留まる
動く前はどんな実力であるかわかりません。
しかし、格好から見るように実力はありそうな雰囲気があります。
ダークホースというように、チャンスがくればしっかりとした対応ができるという意味も含まれています。
ペンタクルのナイトのように留まることも大切
ワンドのナイトのように突き進むことも大切ですが、ペンタクルのナイトのようにその場で動かず状況を判断していくことも大切です。
やみくもに出ていけば、状況が悪化することもあります。
まずは今がどんな状況であるのかを見極めることが必要なのです。
信じるものをみつめる
ペンタクルのペイジのように、ペンタクルのナイトも一点をみつめています。
ペンタクルのナイトがみつめるのはコインですが、そのコインの中には信じるものが描かれているのでしょうか?
雇われ主だったり、愛する人かもしれませんし、自分の信念かもしれません。
何かを突き通すというのは難しいかもしれませんが、自分の「これだけは信じたい」と言える何かを見つけることは大切ですね。
【ペンタクルのナイト】相手の気持ち・恋愛・仕事
ペンタクルのナイトが正位置・逆位置で出たときの解釈です。
ペンタクルのナイト 正位置の意味
【相手の気持ち】
「今のままでいたい。」「これからもずっとあなたを守りたい。」「あなたのことを信じてるから自分が行動できる。」
【恋愛】
ゆっくりとアプローチしていく。自分のペースに合った恋愛。我が強いパートナー。信頼できる相手と出会う。浮気をしない。未来に向けて一緒に計画を練る。お互いに約束事をつくる。
【仕事】
信じる人についていく。忠実にこなすことで認められる。スキルや経験値を高める。計画性のあるプロジェクトへの参加。ゆっくりとだが着実に成長する。規則正しい生活によるストレスの軽減。
【アドバイス】
他者と比べず、自分のスピードで!
ペンタクルのナイト 逆位置の意味
【相手の気持ち】
「もうちょっと待ってていてほしい。」「焦らずに進みたい。」「どうしても信頼できない。」
【恋愛】
同じような人を好きになり冒険できない。毎回同じデート内容。ダラダラと連絡を取り合う。マンネリ化する。焦って告白が失敗となる。信頼できないと思う相手。他の人を好きになる。
【仕事】
効率を重視しすぎてストレスが貯まる。計画性のない仕事。スピードに乗り遅れる。締切に間に合わない。信頼を得ることができない。自分ルールに従って仕事をする。アドバイスを聞き入れない。
【アドバイス】
今の状況を判断してから計画を立ててみて!
ペンタクルのナイトをもっと考える
ペンタクルのナイトのカードは、進む準備だけして待機している姿があります。
突き進む能力を備えているけれど、今はその時ではないと把握してるんですね。
ペンタクルのナイト・状況を把握する
早く行動すればチャンスをつかみやすいと言われますが、やみくもに行動することがいいことであるとはいえません。
あの人が言っていたから、みんながやっているからで判断してしまうと後で後悔することがあります。
そのため、何が一番いいかというと、自分が考えて判断するということです。
思考停止せず、判断を下す
何もわからないまま手を出していくと、「やるんじゃなかった」と後悔してしまいます。
でも行動は早い方がいいよね?と思う方もいると思います。
自分にとって素晴らしく有益であるのであれば、自己責任でチャンスを掴みにいきましょう。
自分から進んで行ったんだと思えたら後悔ではなく、反省になるからです。
後悔より反省を選ぶ
後悔は次の行動につながりにくくなります。
しかし、反省ならば何が悪かったのかを判断することができ、次につなげることができるのです。
例えば、
好きな人とのコミュニケーションが大事という話を聞いて、LINEを送りすぎて返信が来なくなったとします。
・あの話をした人が悪い。次は聞かない。(後悔)
・メッセージの頻度が多すぎたのかな?(反省)
どちらを考えますか?
メッセージのやりとりが好きな人もいれば、嫌いな人もいます。
それは経験で培っていく必要があります。
反省をすることで、次の行動につなげることができます。
ペンタクルのナイトのカードはそういった状況を見極める力が大切であると伝えているのです。
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